舞-乙HiME 第16話「『約束だよ!』」

 一体何がしたいのかよくわかんない。女の子鑑賞だけが目的なら問題はないのですが。どうしてもメッセージ性を渇望しているので、それをのらりくらりかわされると不安になってしまいます。
 ガルデローベというか、ヴィントブルーム(風花の独訳だわ。今気付いた。)がどこをモデルにしているか考えてみる。高度な知識を独占し、それによって得られた人材を各地に派遣して国際秩序を担わせるって、やっぱりアメリカ合衆国?。まぁかなりアレンジはしているようですが。どうみても日本な感じの国と同盟がというのもそれっぽい。そして前作が競争社会がどうのって先日再考したばかりですが、国際(とはかぎらないのですが)情勢のモデル化&ありうべき世界像?が本作が描きたいモノなんだろうか。なんか思いっきり外してそうですが。黒い手紙が人を変質させるって、手紙はなんの隠喩なんだろう?とかいろいろ考えてしまいます。まぁこれだけ慎重に種バレを避けているのを見るとまだまだ答えには近づけそうもありません。というか、作品中のすべてがなにかのメタと考えるのも勘ぐりすぎとは思います。
 OPの様子だと、オトメになった登場人物達が国家間の争いに翻弄される展開になりそうです。なんかトモエの描写なんかやっている暇があるんだろうか?と要らぬ心配をしてしまいます。アリカはマイスターオトメになるようだし、そうなると本物のお姫様設定はどう利用するんだろう?。ニナの出生の秘密(本当に孤児でいいんだろうか?)もどう明かしてくるんだろう?と設定の消化を心配してしまいます。そんなに気を揉まなくても後で鮮やかに処理してくれるかもしれないと思ってもみるのですが。