ローゼンメイデン・トロイメント最終回 只今他のサイトの感想読了。

 っていったって、流し見ですけどね。
 やっぱり微妙もしくは否定的意見が多いような気がします。まぁ私も手放しで喜んでいるわけでもありませんが。私自身は先日述べたとおり、あくまでアリスゲームが何のメタで、スタッフがそれについてどのような提案をしたのか?という視点でほとんど視聴しておりますので、それについては大変満足(という言い方もおかしいのですが)しております。スタッフがこの作品を現代社会を視聴者と語る上での叩き台として提供していると考えると、提案という形でも構わないと思っているので、無理に結論を出す必要もないだろうし、ある程度の矛盾点は仕方がないと考えています。ただ、大多数の視聴者は巧妙に隠されたメッセージの探り合いを望んでいるわけでもないし、当然素直にストーリーを楽しむのが正しいあり方なので、不満はもっともなことだとは思います。
 クリスの正体を考えると、かなり齟齬が生じるのは上記のとおりですが、他のサイトで問題点となっていたことに対していくつか。お父さまのアリスゲームに対する態度はこれは確かにおかしい。アリスゲームの意味が無くなる。ラピスとベーレの結末についてはクリスとの関わりの有り無しが関係あるというサイトさんがいましたが、それはどうだろう?。アリスゲームは終わっていないということにならない?。ラピスはともかくベーレがわかんない。別のことのような気がする。目にしたと気はなるほどと思ったんですけどね。ジュンのヘタレ度合いですが、役立たず呼ばわりされていましたが、私は実は厳しく見たいです。すなわち口を出すなと。むしろあそこで口を出さなかったらどうなっていたのか、その展開が激しく知りたい。クリスは原作とのかかわりがかなりのサイトさんで示されておりました。なるほど。これでアニメが原作と同期した訳ですな。でもトロイメントは原作とほぼ同じ展開なんでしょうか?。
 アニメ製作者は第2期を作るつもりがなかったと指摘しているサイトさんがあり、なるほどと思ってみたり。原作を知らずに語るのはなんですが、そこは勘弁してください。原作のどの部分に第2期の〆をもってくるのか大変な作業でしょう。中途半端でもいけないし、原作のキリが悪いのにすっきりとまとめるわけにもいかないだろうし。まだ確認はしていないんだけど、アニメの監修に原作者が入っているらしいので、原作者とアニメスタッフは詰めの話し合いをかなりしたに違いない。原作者の話のまとめの概略をアニメスタッフは聞いて*1、第3期があると見込んだ上で第2期を作ったんじゃなかろうか。
 ラプラスの魔なんですが、ここにきて実は彼が真のお父さまなのかもしれないと思ってみたり。そういっている私も可能性はかなり低いとは考えているのですが。主人公たちに試練を与える役割なので、全くありえなくもないでしょう。そう考えてみると、今まで述べてきたいろんな矛盾が解決される面もあるのです。いや、繰り返しますが私も馬鹿げているとは思うので強く主張する気はありませんよ。
 また何度か見た上でこの作品について言及したいので、メルが弱みに付け込まれて手の平で踊らされたり、不完全なところを持っているところなんかは、視聴者は自分を彼女の姿に投影しやすかったんでねぇの?。だからあの偏屈な性格でも人気が高かったんじゃねぇの?みたいなことはまた後ほど。機会もしくは気力が続けばの話ですが。

*1:多分プロットを貰ったんだろう