Black Catおよび舞乙追記

 プニルのハングアップで更新内容がパーに。
 ソルティの感想をここで継ぎ足すのは長くなりそうなので黒猫のキーワードを含む日記めぐりと、そのついでに舞乙の感想観察を。
 クリード編を評価する人が多いですなぁ。そしてその後のエンディングまでのストーリー失速と感じている人も多いようで。自分はクリード編がそこそこ良い出来なのは同感なんだけど、その後どうするんだろう?時間も中途半端だしと思っていたのがうまくまとめたと感じております。原作よりアニメ版を評価する人も結構いました。原作を知らないからこれはなんともいえないなぁ。全24話なのが1話削られたらしくてhttp://d.hatena.ne.jp/happy_days/20060331#p3、あぁなるほどこの詰め込み具合はそのせいかと納得。
 舞乙は評価する人が多いねぇ。マイスターに縛られる乙HiMEという設定が最後に反故にされていたのをツッコム人が少なからずいて、自分なんかはマシロの自分の頭で考えて行動する今の状況に待ったをかける必要はある 労働問題とかってのがあるからあれでよかったんだと思いました。まぁその発動がレナの死→アリカの覚醒→ミユの解除という流れだったのが突っ込むポイントだとは思いますが。でもね、理想のために自分を高めるガルデローベ学園生およびその完成形としての乙HiMEが30代半ばより若い*1世代に重ね合わせていて、マスターを自分の立場だけ考えて行動する政治家や会社の経営層、上司などになぞらえている*2んじゃないかと思ってみるとなるほどと思います。この作品のマスターが無能と描かれていないのは救いかな。きちんと大人を大人らしく描けているのは素直に感心。自分的には詰め込みすぎて、面白そうなテーマがいくつもあるのにどれもぼやけてしまっているってのが残念かな。4クールやれって話も見受けられて、たしかにそれだけのボリュームはあるんだけど、それだと間が持たないから学園編と卒業というか激動編を分けて2+2クールでやったほうが良かったんじゃないかと思ってみたり。レベルは高いんだけど、どうにも中途半端なところがきになってしまうんだよね。

*1:M1層以下、すなわちこの作品のターゲット層

*2:片手間に組織の維持を考える。構成員とか組織同士のつながりも含めた有機的な思考は優先順位が最も低い