ほぼ連続で視聴。たぶん視聴者に明確な悪者を示す必要があってそうしているのだとは思いますが、ジブリールも頭悪すぎ。プラント側に戦争を仕掛ける悪玉として広くプロパガンダされているのに、都市の無差別攻撃なんかやっちゃイメージ的にダメだろうと思うのですが、そこら辺の判断はどうなっているんでしょうか。連合の軍人にも持ったおもちゃを使わせてくれてありがとうの発言をさせていましたが、これもどうなんだろう？。放映時期的に広島・長崎の時期とちょっとずらせているのは確信犯的と思うんですけど。そういうことを考えていくと結構この回が面白かったりはします。
ラクスに関しては、アスランに揺さぶりをかけられているシン、議長一筋のレイ、（たぶん）真実を知っているルナマリアの三者三様が対照的でした。しかしここまで来てやっとシンの成長を描く兆候が見られたのがなるほどといえばなるほどです。イザーク・ディアッカの出番がありましたが、あまり物語に深く関わりをもっていません。それはそれで正しいと思いますが。プラント側の描写は発言一つとってもどっちとも取れるような微妙なものが多く、種明かしが待ち遠しい。
オーブ側はプラントとの距離を考えないで突っ走っているように見えます。もうすこし正式な外交ルートで意思の確認とかしておかないとまずいんじゃないかと思うんですが。じゃないと宇宙にどういった名目で上がるのかようわからんです。まだジブリールを匿った敵国として見なされているのでは？。本物だとしてもラクスを登場させてプラントとは齟齬がある状態だとおもうんですけど。かくまったジブリールがプラントに対して無差別攻撃を行ったんだから、プラントとともにジブリールを討つのか、ジブリール側にたってプラントに敵対するのか、両者の調停役になるのかはっきりさせないと…。
ネオとマリューの描写がちょっと安っぽいメロドラマに見えてきたのが残念。いろいろツッコミどころはあるけれど、全体としては最終局面に向かって大きく動いているので楽しく鑑賞はしています。
