とはいっても結局書く、交響詩篇エウレカセブン 第15話「ヒューマン・ビヘイヴュア」

 コーラリアンの謎が少しでも明かされるのかと思ったら違ってました。インターミッションだったのですが、作りは丁寧でした。刹那的に行動する側と全体を見て行動する側の対比がうまく描かれていたと思います。自分の状態がよくなくて思いつめてはいるものの、あくまで現実を直視して自分から立ち向かっていこうとするエウレカ。思いつきで行動し、うまくやり過ごすことで対処して結果がよければ満足しようとするレントン。そしてレントンは気が付いていないのでしょうけど、自分の無責任な行動が周りを振り回す結果になっている。まだまだレントンが子供であるというもどかしさがうまく表現されていたと思います。
 あまり後味の悪いイメージを残していないことには引っかかる部分もあるのですが、それにしてもレントンを順調に成長だけさせないところはうまいと思いました。