ウマ娘 プリティーダービー 第3話

 食い過ぎで腹が出てる。
 こなれた感じがするねぇ。やってることはスポ根だと思うのだが、描写の大半がレースだし、こうトレーニングで努力ってところがないところとか、レースはレースで時間の引き伸ばしがないから既存の作品と様子が違う。かといって試合中の描写があっさりしてるわけでもないんだよな。ちなみにレース描写の時間、弥生賞皐月賞もどちらも2分ほど。やはり自覚的に実際のレース時間に合わせてあるっぽいが、今後もそうなるのかな。
 しかし、どうにも新感覚というか、既存の作品と比べて要素の一つ一つはそう違っているわけでもないのに、どうにも感じ方が違う。普通ドラマといえば、こう物語上の帰結点があって、それに合わせて途中の展開が決められると思うのだが、この作品が現実のレース結果その他がベースにあるので、そういう構成ではないんだよね。事実は小説より奇なりというわけで、こう普通の小説と違って作者が提示する結論こそがゴールというのではないから、これこそ人生はドラマとでもいうべきもので、それを小説に似せる苦労はそれなりだろうが、今の所競馬に興味がない自分でも違和感とセットではあるがそこそこ面白いと感じてる。