てっきりハーレムエンドかと思っていたのだが。
あと、アモウ、前回までエンドロールにないなぁと思っていたのだが、今回Wikipediaを確認して天羽斬々がそうだと知って愕然。ずっと天羽斬々を天羽々斬(アメノハヾキリ)と空目してた。しかも名前の読み方がキルキルだとか…。
うーん、どうやらまだ原作は連載中なので、この結末が原作通りなのか、途中から原作から離れてアニメオリジナルの結末になったのかわからん。蠱毒とか言ってみたり、ではやはり納村は残留だとかなんか終わり方に雑さが感じられるので本当にこれが原作者の望んでる結果なのか疑問といったところ。天羽と納村が拳で語り合って屈託がなくなるとかいかにもといった展開で、いくら女帝として君臨してたから、負けを認めた以上並び立つことはないというのは理屈としてわかるが、では天下五剣のデレデレぶりからすると、安直の王道だがやっぱハーレムエンドなんじゃね?という気はする。
あと結論として不自然ではないが、個人的には最后にこれは納村が居場所を獲得する物語だったんだよというエンディングも唐突。前回述べた通り、彼は与える側の人間ということが示されたわけで、なんで居場所がないのか、特にこの学園に転校してくる際に理由がはっきりしてないのもなんかよくわからん。人に迷惑をかけない人間は、えてして人に利用されやすくボロ雑巾のように使い捨てられるということも現実社会ではよくあることだが、それならそういう理由が示されるべきだと思うんだがなぁ。
まぁそんなわけで、題名にあるマキャヴェリズムに期待して視聴してみたものゝ、その要素がないわけでもないが、どうにもぼやけた感じで、別に売りにするほどのものでもなかったし、マイナー武道の紹介なのかなと思って、それに少し注目してみたけど、興味を掻き立てられたのは半分ぐらいまでと、なんかいろんな要素が自分の中では中途半端に感じられた。天下五剣や天羽のPVとして魅力をアピールしていると見れば、それはそれで成功しているとも思うが、それが作品の肝だとしてそれ目当てヾ視聴するほどのものでもないしな。マキャヴェリズムという単語から期待していたものは得られなかったけど、意図せず面白いものが得られたとかはなかったかな。出来は悪くないけど、今一歩どこにも届かない感じ。原作は漫画で作画とシナリオが分離しているらしいが、シナリオライターは本当にこういうのを描きたかったのかな?。ラノベ的なものを好む読者のために編集に指導されたか、自主的にそう考えたのか、マキャヴェリズムについて深く描くのをためらっているような気がしないでもないが。
