魔装学園HxH 第6話

 あの状況からどうやって濡れ場に持ち込むのかと思ったら、割と自然でワロタ。
 うーん、なんというか、世界観だとか、大きな物語的メッセーヂ性だとか考えていたんだけど、前半折り返し地点でそんなものはないのかもと思い始めてしまった。まぁよくわからんところで、もともと受賞作だったのが連載化し、今大いなる引き伸ばし策で巻を重ねているっぽいから、あるとしたら一つはその応募作単体で見るしかないかもしれないというのと、そういうメッセーヂ性はあってももったいぶって小出しにしてると考えるほうが順当ではある。前者だとそういうものが12話まで視聴すると巡り会えるだろうが、後者だと望み薄ではある。
 で、ちょっと思いついたのが、コミュニケーション部分が主なのかなという気がしないでもない。ヒロインズの境遇が今一テンプレ臭くて、どうにも現実味が薄いのだが、主人公の振る舞いに注目してみると、割といなすのがうまいような気がしてきたのだ。主人公あんまり興奮してないというか、声優のそんな演技もあるのかもう任務のために淡々と奉仕しているような気がしてきた。こうやったらナンパに成功するというものでもないんだけど、いちおう相手の気持ちを考えて最低こういう配慮はしておいたほうがよいよぐらいの。まぁラノベの大きな要素が関係性の消費って部分も大きいので、これはこれで受賞の意味もわからなくもないが、やっぱ文学性だとか大きな構造の新規性とかに期待をしてしまうんだよね。
 こう見かけからしてB級なので、どうしてもクロスアンジュを思い出してしまうが、今の所の見立てゞは、突き抜け具合としてはクロスアンジュのほうが上で、こちらはどうにも小粒でしかないなという印象ではある。あと半分もしかしたら化けるのかもしれないが、それほどでもないでしょと予想をしてしまうがはてさて。