メルヘン・メドヘン 第3話

 え、また脱ぐんだ。
 うーん、よくわからん。ヘクセンナハトなるなにやら重要なことがいきなり出てきた割に、主人公は魔法の能力でのたのた。展開が速いのか遅いのか。基本的な魔法が出来ないようだが、いちおう努力はしているという描写があるので、おそらく努力が足りないとかそういうのではなくて、資格がまだない、もしくは覚悟が足りない、もしくはあの魔法世界に対する信用が足りないとかそのあたりなんだろうけど、それは主人公が使えるようになる話で明らかになることを期待するしかない。
 あと名前に対するこだわりも強いようだが、そこが一つのポイントゝして周辺のテキストが組み立てられているように思えないのでなんとも微妙な感じ。物語を構成するのは言葉であり、まづ名詞ありきなので名前にこだわることは確かに正しいのだが、それがテキストの底流になっているというよりは、単に主人公の交友関係、それも彼女のコンプレックスを満たすためだけのように今のところは使われているからどうにも軽薄に感じてしまう。今のうちに判断するのは早計だが、作画が足りてないんじゃなくて、原作の読み込みなり解釈なりの段階から既に足りてないってことはないよね、さすがに。いや、その作業ができてなくても原作がしっかりしてたら、それを薄くなぞるだけでも大層なことにはならないはずだし。