ハガツオその後、他。

 ハガツオ、買ってすぐ三枚におろし、半分を冷蔵庫にて3日熟成させたというアレ、一昨日あたりに食ってみた。




 取り出した所。さすがに三日前のとは色が違う。




 かなり接写してみた。


 喰った所、早い話が違いがわからなかったという。まぁ買ってスグおろして喰ったのがうまかったわけなので、これも同等。熟成により旨味が増したのかどうかは自分の舌では判断不能。というか、おろしたてのは刺し身+チューブ山葵(中身はホースラディッシュらしい)で、この三日熟成はポン酢で食べたから単純に比較できるものでもない。


 実は前のエントリーでハガツオを買い、その翌日にも買いに行ったのだ。するとハガツオが売られており、自分はてっきり前の日の売れ残り(@200円に値下がりしてた)だと思っていたのだが、店員に聞くと前日ではなく、当日入荷のものだが、時間が経ったので値下げしたということ。自分が買いに行ったのが夕方だったのでそうなのかもなぁ。で二本買った。
 で、オモロイのは前日のハガツオは昼に買って帰宅後ほとんどスグともいってよいほどさっと下ろして半身はそのまゝ刺し身、そしてもう半身が上記の熟成というわけなのだが、翌日の夕方買ったのはまぁ帰宅してそれほど時間を置かなかったのだけど、その日の晩飯には刺し身として喰ったのだ。で、昼に買ったハガツオの当日刺し身&三日熟成と、夕方買ったハガツオでは、後者のほうがいまいちよろしくなかった。まぁさばいている最中も、夕方購入のは身が柔らかいと感じてはいたので、その5〜6時間の差がこんなに影響するものなのかといったところ。魚は例えば三日後に食うのであれば、わざわざ買った直後に開腹しないでそのまゝ保存したりするのだが、個人的な感覚だと、買ってスグ三枚おろし→三日熟成のほうが、夕方買っておろしたのより臭みもゆるさも感じなかったので、こりゃどうしたことだといった感じ。違うのは店頭での経過時間だけのような気もするのだが、店頭では氷満載のトロ箱に入っているわけで、冷却が不十分だというわけでもないんだよな。



 なんか奇しくも本日からたくのみ。の感想初回だが、前に水曜日のネコと獺祭大吟醸50を買って試したというエントリーを上げていた。ハガツオを食うにあたって、前からやってみたかった、ワインのジンジャーエール割りというのをやってみた。




 使ったのはインカ タナというワインとカナダドライジンジャーエール。ワインは1300円ぐらいか。グルメブログでお勧めのものだったので、ちょっと前に買っていたのだ。




 グラスに半分ほどワインを注いで、




 残りをジンジャーエールで埋める。直に見た感じでは色は全然変わってないと思っていたが、こうやって画像を見るとちょっと薄くなってはいる。



 で、飲んだ感じ、確かにワインの渋みが緩和され、飲みやすくなっている。水曜日のネコと獺祭が今一悪くはないが想定したよりも飲みやすくはなっていなかったので、これは効果あり。そして翌日、今度は別のワイン(1.5㍑600円ほどの安物。料理用として買ってあった)で試してみると、さらにこちらのほうが飲みやすいという。まぁどちらも安物ではあるのだが、さらに安いほうはそもそも渋みが少ないワインであって、そのへんジンジャーエールで割らなくても幾分飲みやすいものではある。渋みがあると、それが緩和されはするが、その渋みが若干のエグみに変質するのでそのへんは注意かも。とはいえ、渋みが苦手な人はそのエグみを心配するほどではない。
 しかしなぁ。いくらワインが飲みやすくなるからって、わざわざワインとジンジャーエールを買って飲むか?と言われると、それコストパフォーマンスが悪いでしょというしかない。これならおそらくぶどう風味の飲みやすいちょっとしたアルコール飲料として缶酎ハイのカシス味でも買って飲んだほうが格段に安いと思う。缶酎ハイの飲みやすさは抜群だしな。苦手なワインに慣れるために例えばワインとジンジャーエールの配分を少しずつ変えてトレーニングするってことでは有用かもしれないが、それだってそこまでしてワインに慣れようとしなくても、自分が飲んで美味しいと思う酒を飲んだら?というしかない。カクテルの一種としてとか、アレンヂとしても悪いとも思わないんだけど、飲みやすさ重視で混ぜるのは、なんかそれぞれの個性を殺す悪手のような気がしてならない。