艦これ新任務なんか酷いねぇ。

 Saratogaが改二ということで、新規に追加された任務だが、夜間戦闘機を作るためには莫大なネジ消費が待ってるということで、なんとも複雑な気分。
 昔は改二ともなれば持参装備が楽しみだったものだが、最近は装備を牧場されるのを嫌っているのか、改二にするにも要設計図という事例が増えたし、今回のように改造後さらに改造できるコンヴァート方式にして持参装備は任務達成後という形が増えた。その任務も、新しい改二任務だと難易度が高い海域に出撃するってパターンが多くて参る。
 しかしまぁこれは苦肉の策なんだろうなという気はする。結局はやることがなくなったらプレーヤーは卒業するってことへの対策。そもそも通常海域は攻略してしまえば退屈なだけなので、単独では誰も出撃はしない。だから装備改修なんてのを作ってイヴェント期間以外はイヴェントの準備をさせるわけだし、ネジを多量に配れば改修もあっという間に終わってしまうので制限をかけてる。母港程度の課金のやりこみ層は時間をかけて取り組めば運営の考える、やることの維持という面は達成されているし、重課金層はカネを大量に落として運営もホクホクの上、おそらく重課金でモチベーションが下がらないのが重課金層なのだろうから、重課金層に対するやることの維持は放置でオッケーということになる。しんどいのは初心者ぐらいのものであって、ログイン頻度が少ない、もしくは装備改修を積極的に行わないライトな層は見向きもしないだろうから、このぐらいで構わないのかもねとは思う。新規登録者数が激減したサーヴィスとしてはまぁ普通の判断だろう。
 普通の判断とは思うが、しかし、これだけシステムを複雑にしてくるとホント新規登録者は投げ捨てゝいるんだなという感じ。現段階では物販ではまだロイヤリティ収入は赤字ではなかろうが、ステーヂイヴェントはあれは普通広告の一環としてやるものであって、そんなに実入りを期待してやるものじゃない。開発の人材を使って開催するものじゃないから、出演料や施設費用のほかに余分な人件費はかゝるだろう。割と人気はあるようだが、とはいえ入場者数には限りがあるのでどれだけ人気が出てもステーヂイヴェントで得られる収入には上限があるのであって収支はゲームの収益を改善させるほど大きなものか?と言われるとそのへんはわかんないな。
 オーケストラを使ったコンサートも、たかゞゲームでこのような企画が順調に開催できるということ自体は評価もできるのだが、冷静に考えてみると楽団員を雇うのだって、まともな奏者だったらかなりのコストのはず。今はクラシックは特に、音楽イヴェント自体が低調なので、安く上げられるだろうし、安いところを選んでいるのだろうが、これも収支がよいのかどうかは疑問だわな。
 で、どちらにせよ、これらの活動は既存の顧客相手なのであって、宣伝効果からするとまぁ普通やっちゃいけないことの部類。ミュージヽャンがコンサートを開くのとはワケが違う。ヘンな話ゲーム本体が面白くなければ周辺情報に触れているだけで十分って層が最近は増えているらしいので、逆の宣伝効果になりかねない。新規を増やすためのものでない宣伝だとしたら…と考えると、まぁ客を囲い込んだ上で毟り取るってのも考えとしてアリだとは思うが、あからさまだと客は冷めるし、実際そのおかげでDAUも激減してるんでしょといった感じでなんとも。ぶっちゃけ今回のイヴェでBGM曲数が少なかったのも、作曲者に払うカネをケチってのことなんじゃね?と思ったしなぁ。