南鎌倉高校女子自転車部 第9話

 コスプレ部って、仮入部の生徒に活動停止させられたのか…。
 OP映像に出てきた五人目の部員登場ということらしい。なんかクマの着ぐるみが、顔出しを避けるためだけのものという役割が泣ける。冬でもあるまいし着放しであることの意味がわかんない。一度顔出ししたらそれ以降着ぐるみは脱いだまゝだしな…。
 というわけで、おそらく新部員加入の流れっぽい。速く走るのは本意ではないとか鎌倉巡りだとか、やはりコンセプトは評価できるのだがテキストへの落とし込み方が残念な感じ。
 ちょっと気になって書店に行ってみたときに自転車雑誌をざっと見てみたのだが、黒髪メガネの乗っているLivはGiantのレディースブランドらしい。完成車価格で10万しないのでかなりお手ごろ価格。もしかすると型落ちのモデルだったら6〜7万でも買えるんじゃ?というもの。日焼けの乗ってるのはCannondaleのおそらくSuper6。カーボンフレームで20万ほどだったかな。これは薄い本が出たときにリクイガスというチームに供給していた頃のカラーリングを翻案したもので、レース仕様のものはそれなりにするが、安いコンポで仕立てたものは20万ほど。ちなみにこのカラーリングでアルミフレームのCAAD10というモデルは10万強。今もアルミモデル自体は売っていて、やはり安いコンポで組んだのはそれなりに安い。お嬢様の乗ってるピナはRHAZAというものでそれなりのコンポで組んだのは30万とか40万ほど。薄い本でもあの頃のピナのそれなりの値段がするParisだかPrinceだかとか、FP1(これはアルミカーボンバックで15万ぐらい)との組み合わせのイラストだった。これらのチョイスは作中のキャラの親の経済力に大体合致している模様。但し薄い本が出た時点で冬美のお嬢様設定がなされていたのかどうかはわかんない。ピナはともかくそれ以外のモデルは、お手ごろ価格でやろうと思えばレースに出ても恥ずかしくないというものなので、そのへん考えてキャラと組み合わせているのがわかる。
 個人的には冬美の使い方がうまいと感じた。カネ持ちキャラを典型的なツンデレという風に仕立て上げてるんじゃなくて、少女としての側面も描いているのが好感度高い。