南鎌倉高校女子自転車部 第6話

 これはちょっと酷くね?。
 主人公が自転車屋の余りモノで組んでもらって学校主催のクリテリウムレースに出る話。うーん、なんというか、いろいろツッコみどころが多いのでもうなんとも。このへんろんぐらいだぁすの方が説明が丁寧だったねという感じ。作中でも述べられていたが、借り物の自転車を放り出すとかなにごとなんじゃといったところ。スタートでペダルにうまく嵌められてなかった比嘉も、別に嵌らなくても漕げばいゝじゃんというところで、そのへんよくわからん。レースに出るのに練習で顧問が何か教えたという風にも見えないし、全てが泥縄みたいな感じ。レースが学校が会場になってるってのも違和感あるし、高校の部活動がそれに参加するとかというのも動機として不自然だよな。一般人が参加するレースに、ほとんどが初心者の高校生部活チームが多数参加というのはありえん。レースなら昼にやってせいぜい運動部がそれなりの自転車で初心者コースで参加というのが自然だし、レースじゃなくてサイクルイヴェントにすべきだったのでは?。ヘルメットを必ず被れというぐらいに安全に気を遣うのであれば夜にレースはないでしょ。
 手元に薄い本があるので、抜粋すると「もっと普通の人が普通にステップアップして楽しむレベルの話しはないのかなぁ」とあり、文章から別にレースを否定するものではないのだが、漫画化にあたって迷走したんじゃないのかという気がしないでもない。スタート時落車で手間取るのは構わないのだが、部活動として認められるためには実績云々といってた割にはお友達ごっこでもたもたしていてもうイライラさせられる。そりゃ女だから会話にそれなりの時間をかけるのは構わないし、とにかくさっさとスタートしろよとまでは言わないが、それでもスマートな処理の方法はなかったものなのか。