ふらいんぐうぃっち 第10話

 炊飯器の顛末は読めなかったよ。典型的なオチなのにな。
 うまいのはなおが料理下手という設定だから、彼女があやういながらもなんとか普通の料理を作ることができたという流れで視聴者としてほっとするんだよな。その油断からの一撃。りんご園でのコメディ要素もあるあるネタではあったが、あれを見ると摘果作業を手作業でやるのは大変だろうなというのがわかってちょっとした驚き。
 EDの歌詞にもあるとおり、やはりなんでもないような日常がテーマな模様。なんのかんのいって楽しんでるのがよい。おそらく魔女というのは一般人と呼ばれる人たちとは違った視点もしくは楽しみ方をできる人間であって、空を飛ぶとか魔法とかはたんなる作品内での記号でしかないのかも。魔女にとっては一般人の楽しみ方が驚きだし、一般人にとっては魔女の楽しみ方が驚きという双方向性があって、どちらが魔女でどちらが一般人とは言えないって表裏一体の関係なのかも。こういうのは普通圭とか千夏は地方の価値観、真琴は都市の価値観って感じにするんだけど、今や携帯電話などの便利な機器は都市と地方で差異はまったくなく、この作品から都市と地方の価値観の違いという要素はあまり感じられない。自信はないけど魔女側のほうがフリーダムって感じはするな。