響け!ユーフォニアム2 第1話

 長い。
 なんか第1期との繋がりが自然だった。変則2クールなんじゃね?というのが確信に近くなったぐらいかねぇ。
 オーボエにクローズアップとか珍しい。オーボエが難しいのは今回述べられていたところよりは、リード部分がセンシティヴなところが大きい。クラリネットオーボエは振動部分が木を薄く削ったリードゝ呼ばれる部分で、自分が中学のときはたいていクラリネットパートの人は市販のものをそのまゝつかってた。これ、凝ると自分で削りなおして状態を保つし、木だから使わないときに過度に乾燥させてはいけないし、リードを楽器に取り付けるときの締め付け具合も気を遣う。クラリネットはそのリードが一枚だが、オーボエはそれが向かい合わせに二枚使うからそれはそれは細心のコントロールが必要。自分が大人になってオーボエを吹いてた人に話を聞いたことがあったが、とにかく気を遣うのでマヂで頭が剥げるとか言ってた。とにかく難しい楽器なのでオーボエを入れないブラスバンドはそこそこあったりする。それをさらっと入れてくるのだから、それなりのレヴェルの学校出はあるとはいえる。
 さて、ストーリーだが、上り調子にはしてこない模様。イケイケドンドンだと単調だからまぁさもありなんといったところだが、エピソードゝしてはよくあることだしどうなんかなといったところ。王道で構わないとは思うが平凡なのでどちらかというと絵や雰囲気などの完成度を楽しむぐらいかな。
 逃げる云々はねぇ。高坂は若いなぁといったところ。生徒だと考える要素が少なくて純粋に物事を捉えられるからそうなんだよなとは思う。そのへん主人公に戸惑いを見せているのはこれ、大人視点を入れてるんだなと思うとバランスは悪くないかな。とはいえ、ドラマとしてはそういうバランスよりもキャラの押し出しのほうがドライヴするのでどうにも日和ったなという気がしないでもない。復帰自体は難しいだろうね。大会後に復帰だと居場所がないし、大会中だとずるいということになる。かといって顧問が替わった時点では部活動が再生されるかどうか判断できないしで、結局戻るタイミングはどこにもなかったということになる。夏休み前に引退かどうかはっきりする部活動となると、ホント活動時間はたったの2年なので、これは確かに短いワナ。