酒というよりおつまみが主役のお話。グルメ漫画ということで幸腹グラフィティを思い出すが、食欲を感じるのは断然こっち。おそらく絵は幸腹のほうが凝ってるだろうけどあちらは視聴中その料理を想像して食べたいと思うことは稀だった。食のセレクトがワカコ酒のほうが自分にとっては馴染みがあるってのも大きいだろう。おいしそうに食べる描写を尽くしたらその料理をたべたくなるわけでもないってのが不思議。現実には他人がおいしそうにくってると明らかにこちらの食欲も増進されるのにな。
OP･EDも含めて1話あたりたったの二分というショートアニメ。全話視聴しても30分枠アニメ一本分にしかならない。自分は一気見したが、なるほどこれは一週間ごとに視聴するとこの作品中で主人公がつまみを味わうように楽しめるとは思う。が、一気見しても飽きる前に終わってしまうようでこれはこれでよくできていると思う。
視聴後にWikiでちょいちょいわかったのが、漫画を映像化したのはドラマのほうが先らしい。しかも30分ドラマということらしい。それなりに人気なのかな。というわけで、Web漫画として公開分を読んでみたが、これはこれでよい。この作者のほかの作品｢タカコさん｣も公開分を読んでみたが、これまた悪くない。こういう作品に触れてしまうと饒舌に余分な描写はわりと水増し程度の内容しかないのかなとも思えてくる。
なんか美味しいうちに終わったようだが、こういうの悪くないな。とはいえ、これは制作費の回収が難しそう。板が売れるわけもないだろうしなぁ。
