なんで料理紹介を?。
えーっと、時速60㌔として、一分に進む距離は1㌔だから、どんだけ時間を引き延ばしてんだよというのは、もう前期で散々…。今回気付いたのは、御堂筋が言ってる友情の否定だとかそういうのは、いわゆるメタ表現になっていて、物語を盛り上げる要素を否定しているわけだ。本当にリアリティだけを追及した物語があったら、そういうのを見て面白いと思いますか?みたいな。ある意味視聴者(読者)に喧嘩を売っているとも思えるのだが、前期を一通り見て、レース中に挿入されるドラマ要素を散々提示させられているわけで、実際割と「またですか」と思ってしまう。かといってそれがないと退屈してしまうわけだが、そこに、勝つためだけにすべてを尽くしたら?という問いかけがあるのだとしたら、これはこれで、視聴者が作品に何を求め、何を得るのかというものが浮かび上がってくるような気がしないでもない。実際御堂筋サイドの描写はキレイ事でゲップがでそうになるのを緩和する香辛料な役割を果たしており、ともすれば浸りがちな視聴者に時々ガツンと食らわせる効果があって、それをメタ表現で指摘するというのは構造としてちょっと面白いと今更気付いた。