うーん、真相は!という意味では特に問題はないんだけど。
推理好きであるという設定の、鈴の妹の担当回。視聴者をミスリードさせて最后にあっと言わせるのはそう悪くもないんだけど、そうはいってもこの回が全体的に見てどういう役割を持っているのかと言われると、たんなるゲストキャラによるお笑い回でしかなくって、これを機に今回のゲストキャラが物語に深みを与える関わり方を今後してくるのか？と言われると…。とはいっても、この企画自体が何か視聴者に訴えかけたいメッセージ性があるというよりは、感性に訴えかける雰囲気アニメだろうからなぁ。
素直に感心するのはEDの実験アニメ的要素かな。とはいっても、テキストではそれほど実験的なものが見られないからなんか物足りない。なんというか、この作品にドラマとしての完成度は全然期待していないからそのへんは構わないのだけども、別に社会的に進歩的であるとか概念的にあたらしい新境地みたいな革新的なものでなくってよいから、物の見方を変えてみるとちょっと多様性という意味で違った価値観に触れるとかそういうのが欲しい感じはする。へぇボタンをちょっと多めに押してみようかとかいう部分。いやまぁ期待してないぶん、視聴していてストレスを感じる部分があるわけではないし、暇つぶしとしてなにか損をさせられたって感じることもないから別にいゝのだけれど。
