神様はじめました◎ 第5話

 神謀りって、別に謀るってんじゃなくて、ルーチンワークをこなすだけなのね…。
 奈々生を助けるために妖狐に戻った巴衛が再度神使になり、神謀り一連の騒動のご褒美としてミカゲが奈々生に会ってくれるという話。今回面白かったのが、人は移ろいやすく、神は一途であるというお話。人=短期的視点しか持たない/神=長期的視点を持ち、リスク感覚に優れるという現実の人間のメタファーになっており、そのへんをロマンを漂わせながら説明し尽くすという構造には唸らされた。巴衛と奈々生の恋愛模様も、基本は乙女視点なんだけど、人間同士の関係性という点でもうちょっと幅広い作りになっていて、逆に乙女演出の部分が真面目さを緩和するユーモアにになっていて、あまり腐った雰囲気を感じなかったのも好印象。