ROBOTICS;NOTES 第20話

 唐突に協力体制が出来上がっていくという不思議。
 これ書いちゃっていいのかというか、もう放映から時間がたっているのでアレだが、まとめると、ネット上の君島の人格が現実にも投影できる幻想を人々に見せて混乱させた事態を、主人公がなんとかしていくという流れ。いみじくもあき穂に言わせていたが、人類の危機を高校生に救わせるというのは今更カンベンと思っていたので、全球もしくは国家レヴェルの危機に対応するという形にならなくてよかった。ちゃんと高校生に対処できる危機の範囲に収まっていて安心した。ネット上の人格にリアルの実行力(現実の人間を果たして動員できるものなのかあたり)がどのくらいあるのかという点は残るが、主人公達が対応する事態は幻影はともかくとして、数(十)人の犯罪者レヴェルであり、しかも彼らが動かそうとしているロボットは現実にありえない機動をするのではなくて、せいぜい盾として使うぐらいという程度になっているのも現実的で感心した。
 まぁシュタゲでも終盤の怒涛の展開には驚かされていたので、これもその本領発揮っていったところか。とはいえ、やはりエンタメの範疇でしかなくって、抑制の効いたハリウッドB級みたいな印象はどちらにもあるんだけど。