新世界より 第14話

千歳秋グラ

 そもそも守はどんな理由で消されようとしたんだろう?。
 早季が教育委員会の査問会にかけられるお話。富子には守たちを悪いようにはしないから連れ戻せと言われていたが、フツー信用できんわな。
 しかしまぁ社会の一番の脅威は人間自身であるというのにはなるほどなとは感じた。もちろんこの物語を素直に視聴する限り、設定上強力な呪力を持っているからというのが理由になっているのだが、実は現代日本でもあてはまるわけで。富子の権力の源泉が不死であるというのはおそらくダミーであり、誰でも社会の脅威になりうるという描写からは、現代で中途半端な権力を持った連中が社会を壊している状態を指しているぐらいには思うべきだとは思う。査問会の真実を追求したいだけというのがおためごかしであり、容疑者を陥れるものであるというのも見事に描かれていて、まぁなんと言いますかというところ。
 割とキャラの良心をスパイスにしながらも、ディストピアものでありながら結構面白く視聴している。