Free! 第5話

 キックで遠泳とは鬼か!。
 合宿と称して、キャンプ装備でお泊まりするという。しかも天気が悪くなることも確認せずに砂浜にテント設営とは。
 さて、遠泳ということで竜ケ崎がビート板で遠泳してたが、これはかなりキツい。陸上だと歩いたり走ったりの大部分が足によるので、ついつい水泳でも足の力は大した割合を占めると思ってしまうが、クロールだと推進力のほとんどが実は手で掻く力によるもの。しかもバタ足を大きく揺らしてしまうと、それが抵抗になってしまってかえって遅くなるので、小刻みに素早く動かさなくてはならない。バタ足のみで泳ごうとすると、手だけで泳ぐのに比べて3倍〜5倍の運動量が必要なはず。ヘンな話、竜ケ崎はバタ足で泳いでいるというだけで、同情に値するのは当然というか、疲れて当たり前。ましてや竜ケ崎はヾタフライしか泳げないのに、ドルフィンキックではなくてバタ足で遠泳してたから、もうホント持久力をつけることしかメニューの意義はないという。ビート板を使ってバタ足だけで泳ぐのをキック練習というのだが、キックはそもそも進まないし、そうであるというのを普通は通常練習でやってるはずだし、その中で実感もしてるはず。この描写だとキック練習をしてないように見受けられるから、どうなんだろ?。3人はスイミングに通ってたから、キック練習は毎回やってたろうし、なんかよくわからん。
 しかも竜ケ崎は夜に海で泳いでいたが、星明りがあったとはいえ、よく怖くなかったな。自分とか浜に打ち寄せる波の音だけでも恐ろしくて泳ぐのはともかく、海に足を浸すのすらやりたくなかったりするが。とまぁ自分的にはかなりツッコみ要素が山盛りで、これがファンタジーということを痛感させられた次第。
 まぁいゝんだ、ならないと思ってた江の水着姿が見られたから。