棺姫のチャイカ 第9話

 普通の店で皇帝の遺体の話とは、なんか怪しさプンプンだったけど、本当に情報だけだったという。
 燃料補給で悪戦苦闘する話ということで、どうもインターミッションっぽい回。ジレット隊はジレットの人望について描写。まぁファンタジーだからではあるが、たしかにこのジレットの描写は理想の管理職っぽい。
 あと、トール(とアカリ)の過去話もあって、これがよい話なのか悲惨なだけの話か判断がつきかねた。貧しい村の出身で、日々の糧を傭兵として過ごすために幼少期から訓練付けというのはいかにもありそうな設定だが、はやく戦いたいという幼きトールの物が見えてなさそうな描写は単に感傷を誘うだけなのか、それとも、グローバリズムに対応するためにやれ英語能力とか経営知識が必要だとか特定の利権団体に扇動されて、そうなるべきと奮闘するアホな中高生へのちょっとした皮肉かちょっとね。兄弟子がそういうトールを半端モノと忠告を続けるのは、傭兵でしか食えない生活を決して誇りあるものと見ていないからという可能性が高いが、そういう生活のために選択肢が狭められているという実感を物が見えてない子供に理解させるのはまぁ結構難しいからなぁ。
 そういや鉄血転化とか前には言ってなかったな。いや省略してくれて一向に構わないけど。