銀の匙 第16話

 御影、いちおう八軒を婿候補と考えていなかったという描写。
 おどろきの表情からすると、もとからそうであったような描写なんだよな。が、農場を継ぐという意志がありながら、普通はそれはありえんというか、友人に対して知らなかったというフリはしなくちゃとは思うんだが、いや、まぁラヴコメ要素込みの物語だから、そういうがっついた話はヒロインには不向きだからなかったことに普通はするワナ。
 うーん、自分も仕事上でいろんな部署の役割を兼務で引き受けて大変なことになった経験があるのだが、なんだろ?、八軒本人にも語らせていたが、普通は全体の仕事量を見据えて引き受けるべきであって、要するに引き受ける側の問題ではあるんだよね。学校だったら教員が割り振りをするだろうし、大人の組織だったら管理職がその任にあたるべきで、今回の描写だと、むしろ学校の教員はそういうのに関わらず、生徒の自主性に任せているって感じはする。そうはいっても、自分の仕事上での管理職は何やってたんだ?ということになるし、この話においても八軒が倒れるまで何やってたんだということにはなる。
 馬場の整備、もちろん大掛かりであって尋常ではないという描写になってはいるんだけど、コーンの畑だし、元通りにするのがこれまた大変だと思うんだがなぁ。機械を使ってた描写もあったけど、基本あの残り時間で人力は無いだろというレヴェル。いや、祭りって、楽しむもんではあるんだけど、体を壊してまでやるもんじゃないよね。本来秋祭りって、収穫感謝で、それまでの農作業大変だったからその打ち上げって要素が大きいはず。ホント、農作業より疲れてどうするのか?と。まぁそれも若気のいたりってことでということか。