たまこまーけっと 第8話

 南国のセンスと日本のセンスって一緒なのか?。
 チョイを歓待&仲間入りさせるお話。またもやデラをネタに話が展開。地域コミュニティというよりは、コミュニティに内在する精神性のお話のような気が。というのも、デラがしきりに「贈り物」と言ってるのがそう。レヴィストロースだとかマリノフスキーだとかの文化人類学者のいう婚姻形態だとか贈り物の作法が示されてるんだよね。南洋に制服という概念があるとも思えないんだが、とはいえチョイ(や王子)は民族衣装を着ており、それが彼女の帰属を示しているわけで、服を送られるということの意味はまぁそりゃ「かわいゝ」だとかじゃないでしょというお話。
 自分もそういうのが切実にわかる世代じゃないんだけど、たまこ祖父が喰わせることにこだわる理由を今ドキの中高生あたりがわかるもんなんだろうか?。もちろんたまこ達高校生がわからないという描写をしているからには、たまこ父・祖父とたまこ達の間に食生活に関する認識に断絶があることをスタッフは意識して描いているからこそ、もちろんわかってやってると思うけど。