ガリレイドンナ 第3話

 ガリレオの遺産ってなぁ、基本法則のようなものではあるだろうけど、現代において莫大な富をもたらすようなものではないだろうに。当時の技術水準からして。
 とりあえずガリレオの子孫である三姉妹が、遺産を探す決心をする話。まぁこゝらへん、物語上の手続きだわな。巻き込まれて流されていくだけというのではなく、まぁこのような手順は早かれ遅かれやる物語が多いはず。一人異議を唱えるというのが居るというのも、大体お約束。あと世界観の説明もこれで一通り済んだのかな。
 オモロイのは、姉妹の一人であるハヅキにこの先の冒険を楽しむ気風が云々言わせていて、物語の楽しみを否定しにかゝったこと。これ、登場人物のハヅキに言ってるだけでなく、視聴者にも「これからの冒険にワクワクしてんだろ?」みたいなメタ視点になっていると思われる。さて、そういうのを否定するような方向に行くのか、そうは言ってもやはり冒険譚を楽しませる方向に行くのか、まぁどっちでもおもしろきゃいゝんだろうけど、評判になった作品でなかったことからすると、冒険譚として突き抜けが足りなかったか、逆方向だったとしてそれもまたそれなりの着地点を見出せなかったか…といったところなんだろうか。