恋愛ラボ 第9話

 (おそらくの)中学になりたてのえの、可愛らしい。
 水嶋センパイ救出作戦の巻。なんのかんのいって、主役級キャラは純情なんだな。社会人になると同僚・部下を売る人間なんてわんさかいるし、人間関係を作っていてもいざというとき誰も助けてくれないという。とはいえ、数十年前のドラマはけっこうこんなのが多かったから、人を売るような風潮になったのはやはり日本の失われた20年の間に浸透してきたように思う。そして今経営層や管理職をやってるのがその集大成。しかし、ニュースを聞いていると、ゆとり世代をサトリ世代と言い換えたり、んHKラジオを注意深く聞いてみればどうやら安倍自民盗に対するあてつけが多いように思うんで、この人の切捨て社会も限界に来ているような気がしないでもない。そのテストケースとしてのこういう描写なのかな。中学生をモデルにしながらも、描いているのは人の背中を撃つべきでないという教訓というか。いやそうじゃないのか?。
 なんかこゝにきて気がつくのが、この作品って女子中学生が戯れているのを楽しむもんじゃなくて、描かれているのが目的を達成するための知恵というか勇気とまでは言わないけど心構えとかそんなのが主なんだよな。で、日常をどう楽しむか。子供社会が舞台だからそのへん押さないところもあるはずなんだけど、皮の部分を取り去ったら案外シリアスな部分を丁寧に扱っているような気が。