進撃の巨人 第3話

 なんか前回の次号予告、ウソ臭ぇ。
 エレン、晴れて兵士になるの巻。長年教官をやっているのだったら、エレンのベルトの金具が壊れていることに気づきそうなんだが、よくよく考えてみると、どうもエレンの父は結構人望があるらしいので、なんとかエレンが兵士になるのを諦めさせようとしているように見えた。ミカサもあまりエレンに恋愛感情というよりも、弟というかなんというか大事な人という扱いで、それほどエレンに魅力があるもんなのかと思わなくもない。しかし、よくよく考えると、エレンのように本当に敵を憎むこと激しく、そのために最善を尽くそうとしている人間を生き残らせるほうが、今回動機がそうでないキャラを登場させてたように、自分のことだけ考えている連中が生き残るより、集団にとってはより生き残る可能性が高くなるんだろうなという気がしないでもない。まぁ大日本帝国が、自分の利権や保身のために、無謀な戦争に突入したり特攻隊などで国を憂える度合いの強い人間を死に追いやったりした人間達のために滅亡したことを考えると、なるほどゝ思えてしまう。まぁ満州利権で私腹を肥やし、敗戦後は合衆国に国を売って最高権力の座に君臨した岸信介の孫が総理大臣をやっているどっかの国を考えるとさもありなんというのは日々思い知らされているところである。
 イモ女@小林ゆうの演技がまた憎めないキャラに合っていてほっこりした。いや、個性的なキャラが揃っていて先が期待できるし、シリアスな作品に合ったギャグセンスも結構違和感がなく、ダイジェスト風味ではあるが、どんどん物語にのめりこんでしまっていた。