進撃の巨人 第2話

 壁の中の人類は100年安泰だったらしいが、それまで巨人は何食ってたんだろ?。
 なにやら主人公の居住区は壁の突出部でしかなかったのだが、それでもその壁すら突破されたらしい。前回のCMアイキャッチの説明からすると、人類の生存圏が一気に三分の一とか四分の一になったってことなのか。そりゃ食糧事情も悪くなるワナ。というか、それまでも食糧事情が悪かったらしい。
 あの様子だと@藤原啓治声のハンネス、死んだんだろうな。なんかこの前アニメの流行語大賞で「なんの成果も上げることができませんでした」というのが挙がっていたが、このアニメ、結構そういう反省台詞が多いんだな。今回はエレンを冷静にさせる効果があるのが結構説得性をもって語られていたが、旧帝国陸海軍のウソつき大本営発表のようになるのでもなければ、あんま卑下することに意味はないというか。まぁ現代日本の政官財があまりにも大言壮語の割に無責任すぎるからこその、こういう吐露表現なんだとは思うけどね。
 この作品が、現代日本のメタファーで、特権階級に対するdisりだけでなく安穏と暮らす日本人に対する警鐘って意味合いが強いからあんま設定にあれこれ言うのは的外れなんだけど、巨人が何をもって暮らしているのかというのが気になった。人類を食い散らかすのはなぜなのかとかね。あの世界が地球と同じ規模なんだったら、人類の生存区域はごくごく一部なんだよね。いわば生息地域がすごく限られている絶滅危惧種というのが人類の置かれた立場。だからといって巨人が人類を保護するはずもないんだろうけど、おそらく巨人が生きていくのに、人類は必須の要素でもなければ脅威でもないという立場なんじゃないかと。まぁそうでないのは後々語られるんだろうけど、人類の絶望的状況を表すのに極小量しかいないってのは結構盲点なんだな。自分も今気づいた次第なんだけど。