まおゆう魔王勇者 第1話

 魔王は勇者のことをどうやって見知ったんだろうな。
 戦争は経済的に悪ではないというお話。うーん、なんだろうな。平和が経済的に善というわけでもないんだけど、戦争経済が本当に良い場面もあるのかな?。WWⅠで設備投資をしてウハウハ儲けた大企業が戦争終結後極度な需要不足に耐えかねて不況に陥ったのに思い至っていないんだろうか?。で、結局合衆国でそれが解消するのがWWⅡ開戦であって、むしろ需要不足を解消するためにわざと戦争になるように仕組んだものがいるといっているものがいるぐらいだ。いや、結局戦争は無限の需要創出であって、カンフル剤みたいなもんだよね。というかヒロポン?。それを使うと目前の状況が改善したように見えるが、その実ツケを後回しにしているだけで、むしろ状況は戦争をしないときより悪化するというか、ハードランディング必至ってところか。戦争で経済が潤うってことは人を犠牲にして美味い汁を吸っているのがいるって側面だけ見ているのであって、そういう連中の視点で世界を眺めると確かに戦争は喜ばしいものだろう。
 で、平和だったら経済が上手く廻るのか?と言えば、戦争でなくても需給バランスを欠いた運営で、戦争とはちょっと毛色の違ったツケまわしをしてきたのが、日本の自民盗・財閥・官僚のスクラムによる経済戦争なのであってだなぁ、日本の失われた20年をもたらしたわけだ。で、これが日本の失われた30年になるのか、それとも自民盗政権放逐で少しでも上向き加減になるのかと思ったら、まさかの安倍政権で札を刷ってマスゴミを使ってさも経済が好調とか宣伝しているけど、なんか日本の失われた50年決定?って状況になってきつゝある。でもまぁ、そういう状況になってしまうと、特権階級を放逐するために戦争ってのもアリなのかも。次は庶民を犠牲にした特権階級皆殺し付きでって可能性が高いワナ。
 まぁ平和で万事オッケーっていう考え方も危険なんだけど、かといって戦争万歳ってワケでもないし、そのへん、初回は視聴者を煽ってきたのかなと思わなくもない。すくなくとも、このツカミでなるほどそういう見方もアリじゃわいと思えない層はターゲット層ではないだろう。なんかすべての雑念を背負った二人が駆け落ちってスタイルはこれは夢があっていゝわとは思った。でもそうなると、前提として頭が固そうなあの勇者を魔王がモノにしたいと思う理由がちょっとね。とはいえ、物わかりのよい男を見つけてそいつと逃避行だったら、意気投合した段階で物語が終わってしまう(物わかりが悪い勇者が相手だからこそ、そいつに反論させて視聴者にいろいろ説明することができる)ので、そのへんは無難にまとめそう。
 はたらく魔王さま!と比較すると、思慮深くてホンネをあきらかにしないキャラが男女逆転していてほゝぉと思った。割と後釜としていゝチョイスだったのかも。