Witch Hunter ROBIN 第13話

 ハンターをヘッドハントするのに異端審問官が来る話。といっても、むしろロビンを観察しに来たんじゃないかと思わされるよね。まぁSTNJはウィッチをハントするけど殺さないのが信条としても、ソロモン自体は殺すのが信条だしな。クラフトを使って対象者を焼き殺したロビンを見てほくそ笑む審問官の真意がよくわからんね。対象者に潰すなと言っておいてロビン自身は対象者を焼き殺したわけだから、クラフト使いとしては制御できなくなっていたからウィッチに堕したとも受け取れるし、ソロモンのウィッチは皆殺しという方針には従っているわけだから思い通りとも受け取れる。
 でもまぁ対象者を失職させてハンターになるように追い込むぐらいのことはするんだから、ソロモンとしてはロビンがクラフトを使う喜びを獲得して、そしてクラフトを合法的に使うためにはソロモンに従うしかないという状況に追い込まれたと考えれば、やはり思い通りになったと見るべきだろうね。そうなると対象者に関しても審問の最中に殺すつもりだったのか殺さないつもりだったのかという問い詰めも、対象者自身は殺すつもりだったとわかったうえで、殺さないつもりだったと誘導して、審問官もそれを肯定して、能力を使う喜びは充分認めてやって、やはりその力を使うためにはソロモンに従うしかないというふうに追い詰めていたんだろうね。そういう意味で、対象者がチンピラに絡まれていたのを止めようとした亜門の行動は審問官にとっては邪魔でしかなくって、しかし、ロビンがウィッチが何なのか、本当に正しいのはどちらなのか疑問に思いつゝも、もう能力を使うためにはソロモンに依存するしかないという抜き差しならぬところまで行っちゃってるって事なんだろう。ハンター候補者を失ったのは痛いが、ロビンが組織の一員としてがんじ搦めになっているのを見て喜んだということか。
 しかし次からどうなるんかね?。STNJにとっては対象者を焼き殺したロビンは危険と見ているだろうし、次回からかどうかは詳しく憶えていないんだけど、間もなく亜門とロビンが組織から脱落するハズ。組織が崩壊するんだったか、亜門が追い出されてロビンがつき従うんだったのか、ロビンが追い出されて亜門がそれを庇うんだったのか記憶が曖昧なんだよね。