スタグフレーションの兆候が見られる現在、窮乏生活に対応するため極力無駄遣いをしない生活を心がけることにした。元来缶飲料を日常的には買わない生活をしてたのだが、やはりこれからは積極的に茶を持ち歩くべきなんじゃないかということで、最近500mlの断熱水筒に茶を入れて持ち歩いていたのだ。が、500mlではなんとも容量が小さい。で、1ℓのをこのたび新調した。
海外の密林に発注。
購入したのは4月20日。届いたのは5月1日。手前がThermos Thermocafe Stainless Steel Flask 1.0lで、奥がSteelworks by SIGG Thermo Classicline Brushed Thermal Flask 1.0l。サーモスのほうが8.33£*1、シグのほうが15.30£。ちなみに配送料が17£ぐらいするので、配送料が一番高い買い物*2になる。しかし、一本だけ頼んでも配送料は14£ぐらいするんだよね。そこらへん密林もエグい商売をする。というか、買うほうにとってはありがたいことに変わりがない。Wiggleで一時期なんでも配送料タヾってことがあったが、アレが異常なんだよね。
左がサーモスのサーモカフェ。コップ兼用の蓋はこっちのほうが好み。実は最近までサーモスはドイツ企業だと思っていた。どうも日本企業らしくて意外だった。このサーモカフェ日本では売ってなさそう。ちなみに左のサーモクラシックのシグはスイス企業。でもこの製品はスティールワークという中国企業。シグはスイスメイドで売っている会社で、登山で使う水筒はれっきとしたスイスメイドだけど、これは中国製品。コップ兼用の蓋の黒い帯がちょっと目立つ。こちらのほうがコップは倒れにくいだろうから機能的なんだけどね。しかし何で水筒のコップって内張りがプラスチックなんだろ?。金属のまゝだったら削れたりとか不具合があるんだろうか?。
注ぎ口比較。サーモカフェは昔ながらのねじ込み式。ねじ込み式のこの樹脂蓋のネジ部分に縦の溝が切ってあり、蓋を緩めてこの溝から内容物を注ぐもの。サーモクラシックのほうは今風のワンプッシュ式。サーモスのほうは安いからといって飛びついたんだけど、後から捜すとワンプッシュ式のを見つけてしまった。でも値段がサーモクラシックと変わらないかちょっと高め。結果的に後の祭りではあったんだが、ネジ式でもこの値段なら文句は無い。というか昔ながらの方式の使い勝手も試してみたかったというのはある。
内蓋を外したところ。こうやって比較すると魔法瓶の本体は同じ製品の使いまわしでなく、別々の製品であることがわかる。
内部を撮影してみた。入り口からちょっと奥まったところに内径が小さくなってすぼまったところがあるんだけど、これが内蓋のゴムと押し合って蓋がされるという仕組み。そのゴムもシリコンゴムになっていて昔のゴムより耐久性が上がってそう。でも長く使い続けたい自分としてはその補修用のゴムが欲しいのだけども、そういうのはなさそうだな。
というわけで、実はサーモカフェのほうは昨日使ってみた。最初2〜3回ほどは戸惑ったんだけど、ネジをどのくらい緩めたら注ぎやすいのかすぐに馴れた。ちょっと気をつけなければならないのは、熱い内容物を注いで放置すると、当然内部は温度が下がるので、水蒸気圧の分だけ内圧がさがって蓋を開けるのに力が要ること。まぁそんなに法外な力が必要ってわけでもないんだけどね。ワンプッシュ式のだったらボタンを操作したら圧力差は解消しそうだし。
で、ちょっとした実験をすることにした。どちらも冷たいものは24時間冷たいまゝという謳い文句なんだが、熱いものに関してはサーモカフェが6時間、サーモクラシックが24時間という保障。というか、サーモクラシックは外箱に96℃の湯が24時間後には55℃以上を保つという数値が載っていた。先ほど
湯を入れて、
温度測定(どちらも92℃だった。)をした。測定開始は8:46。