日々乃救出がこのシリーズのミッションなのか？。
いやはやなんかそういう雰囲気だよな。次回で日々乃救出次々回で後日譚、もしくは次々回で日々乃救出ってタイムラインが出来てそう。でもまぁさすがに日々乃救出が物語上のミッションってことはありえんだろ。
まひるによる日々乃拉致はコミカルなんだけど、下山の迫りようは真剣そのもの。本作のテーマの1つが人間のむき出しの欲望を描き出すことだから、どちらもそれに添っているんだけど、あきらかに差がつけられている。でもなんだろうな？、まひるが匡平に惹かれているのは彼自身ではなく、彼が持っている強大な力のような気がするが。
しかし勾司朗や日々乃に「真の意図」を仄めかさせているのはさすがにやりすぎかなぁ。まぁ下山の台詞で確定なんだけど、さすがに尺の関係上謎があるかないかで引っ張ることはしないか。幼少時のエピソードを提示して匡平の能力の高さを見せられた後では、もう日向のじぃさまが隠し持っていた案山子のセキに匡平を仕立て上げるって線しか見えないが。阿幾を連れ帰るのが東京に出てきたセキたちのミッションかと思いきや、実は匡平を連れ帰るのが真の目的とか、構造的には面白いものはあるな。
かといって阿幾が連れ帰されることも匡平が帰ることもまずないわけで、やはり全13話の〆はつかないんだろうなと思ってみる。どう考えても続編ありきだと思うんだが、原作はどこまで話が進んでるんだろ？。なんつーか、原作もこれを1つの大きな物語としてみたときに、決着がつくべきものとも思えなんだけどな。
あと、権力の使い道だとか、田舎の陋習だとかも垣間見えて、それにのめりこむまではいかないんだけど、いろいろ考えさせられて興味深い。
