ゼロの使い魔F 第11話

 才人はルイズの名を呼ぶ前に戦闘機を用意しなきゃ。
 まぁ理屈を言えば戦闘機を使うと増幅魔法は使わなくていゝんじゃ?とか。で、その戦闘機は入手可能なのかとか、ミサイル付きで入手できたとして操縦できるのかとか、なんかわやだな。まぁ次号予告だと戦闘機が見えなかったが、わざとみせないようにしている可能性は高いが、この作品のタイトルからすると、零式艦上戦闘機じゃなきゃ意味が無いような気はする。
 ルイズの決断もビックリというか、予想外だった。たしかに才人はあの世界の住人ではないから巻き込むべきではないという台詞が出てたのでなるほどゝは思ったが、このタイミングでか!というのが正直なところ。本当ならもっと前にやるべきだよなとは思うものゝ、みんな尺の短さが悪いんやということなんだろう。ほんとダイジェスト風味でストーリーにのめりこみにくい。
 ルイズにとっては大切な人の命と自分の世界とを天秤にかけた末の決断なので、重いテーマなんだよな。全世界を敵に回しても本当に大切な人を守れるのか?という課題はそれこそいろんな作品に見られるものなんだけど、せっかく4期も続けてルイズと才人の絆を積み重ねてきたのに、なんかこのあっさり風味はもったいない。これを演出といってよいのか迷うが、ホント間のとりかたって重要だワナ。ラス前のBパートにこういうイヴェントを入れとけやってのは確かに正しいんだけど、タイミングだけ合ってればいゝのか?と誠に残念に思う。流れもテーマも間違ってないと思われるだけに、尺の短さだけが台無しにしちゃってるというか、返す返すも惜しいとしか。
 しかし、未練がましいが、本当にもったいない。これだと妖精や盗賊を絡ませなきゃその分尺が稼げるのになと思ってみたり、でもそれじゃぁ原作から逸脱するだろうしでどうしようもないんだろう。それらのエピソードを削ってバランスが崩れてもいけないし。少々尺を稼いでなんとかなるものなのかも検証しにくい。あ゛〜、ほんっとぉ〜にもどかしいよ。