SPなら傍にいてもいゝんだ…。
鎌倉探検の巻、早苗イカ娘に付きまとうの巻、チビイカ娘の巻の三本。栄子がイカ娘をイジるのはイカ娘を仲間というか家族とみなしている証にしか見えなくて、イカ娘が翻弄されるサマを楽しむというよりは、楽しい団欒を温かく見守るしかできなくなっちゃってる。この作品はいわば現代版サザエさん（というかサザエさんまだ放映中だが）なのだが、アレと違ってコントを楽しむというよりは幸せの形を掴むという方向性になっていてなんともな。かといって安易なお涙頂戴モノになっていないという感覚はさすがというしか。
ある意味コントゝ割り切ることができるサザエさんのほうがネタを考える上で長続きしやすいのかもしれないなと思ってみたり。この作品も永遠に続く時間構成という意味では長寿番組にできると思うんだけど、これだけウェットだと作り続けるのはしんどそう。でもこのイカ娘がずっと続きますようにと祈って止まない。
