たまゆら〜hitotose〜 第2話

 どうしたのりえ、今のところウザいのはおまえだけだぞ。
 麻音もさよみもイメージ刷新、新登場の教師までフォローが入っていたのに、のりえだけ理由なくウザいらしい。
 うわー、どうも時系列的には第1話→OVA4話分→第2話という流れらしい。第1話視聴直後にOVAの告知をしていただいた、id:METHIEさん、大感謝です。これ以上は無いというぐらいグッドタイミング。で、OVAを見た後でのこの本編?の印象がまた良いのよ。OVAはいうなれば、はっちゃけていたな。お祭気分っていうか。でも振り返ってみるとそんなに出来はわるいというわけでもない。なんか実験的というか冒険的なつくりで、スタッフがなにか縛られているというわけでもなく、なんかのびのびと作っていたような感じだな。OVAの売り上げを心配してしまったが、このHITOTOSEを作っても余る、その余剰分を(見越して)使って作ったのかもしれないと予想してみる。
 っつーわけで、第1話の作為的な泣かせが、この第2話では感じられず、凄く自然だったように思う。それは多分にOVAを見たせいだとは思うが。OVAで、風景が単独で重要だというのではなく、やはりその土地に住む人ありきという見通しをOVAで得ていたからこそ、自分はこの第2話がすんなり入ってきたように思う。
 町興しって要素は、どちらかというとまだ風景に押し留められていて、作品的には仕込みの段階なのかな?。これまた自分はOVAで主人公周辺の女子高生たちがそれぞれの夢というのを掴もうとしている過程であるという前フリが頭に入っていたから、その中で彼女達が成長する要素というのを見せてくれているんだなというのがわかり、そしてそれを育んでいるのがあの町なんだというのがすんなり入ってきたように思う。
 まぁそう話の展開に抑揚があって面白いってわけでもないんだけど、なんていうか穏やかに見守るって立場で眺められるのはそうそう悪くない視点だとは思った。なんといってもOP・EDの歌詞がじわじわと胸に迫るんだよね。