たまゆら よっつめ

 大切なのは風景じゃなくて人間だったというオチ。
 ま、そうだろうなとしか言いようがない。だけど、町興しとしては、その地の住民の人間性ってところに落ち着いたわけじゃないので肩透かしだったろうな。なんともターゲット層のわかりにくいOVAだったような。
 前回の秘境めぐりを受けての回。うーん、やっぱノリが大学生っぽいんだよな。だからといって商業的なツアーにされてもなんだし、綿密に計画を立てゝの訪問だとこれまたつまんないだろうしで、方向性として正しいのはなるほど。
 で、ぽっての写真家になる道筋づけといゝ、おばあちゃんの菓子作りの手伝いといゝ、主役級キャラの夢…というか等身大の自分探しってところに視点が向いてたな。これはその夢を育むのに町の存在が大きいってところは面白かった。なんか日々に追いまくられているとか、生きていくだけで精一杯だとか、そんな余裕もなく、住人が個人分断化されているような状況ではギスギスするもんな。
 まぁ自分的にはテレヴィ本編第2話以降があることだし、無理にこゝで評価をつけることもないわけで、でもやっぱOVAだけじゃなんか物足りないって感じはする。もしかしてこの物足りなさ感がテレヴィ版への興味付けだったりするのか?。