日は変わってしまったけど、2ndQ2012新番チェック

 速報版みたいな感じで読んでいたゞけると。いつもながら、2012-03-03さん、ありがとうございます。
 ん〜、実は今期は一押し!みたいな作品は見当たらなかった。…というのも語弊があるのだけども…。まづ、全体的に勢いが感じられないんだよね。昔ガラスの艦隊なんて作品があったころを思い出すと、よくあんな無茶な企画が通って作品が作られていたよなと感慨無量だ。まぁそのへんこの不景気だと無謀な企画どころかスポンサー自体がつかないんだろう。かといっていくつかの公式サイトを廻ってみたのだが、出来が悪いとも感じないんだよな。もしかすると自分の中でのアニメ熱が醒めてきたのも原因だろうし、展望の見えない社会だと、それを肯定する作品もなんだし、かといって夢を語る作品だと空回り感があったりしそうだ。えーっと、こうグダグダ書くのはまた後に回すとして、思いつきで作品を上げてみることに。で、一押しはないから、次点から。

  • 坂道のアポロン」 なんかわざわざアニメにするより実写ドラマにでもしたほうが良さそうな作品のような気はする。ノイタミナ枠自体がそんなのが多いとは思う。正統派というか無難にドラマドラマしてそう。
  • クイーンズブレイド リベリオン」 前作2つがキレイに終わったからもういゝやと思っていたのだが、紹介文を見てワロタ。

 優勝したレイナは女王の座に着かず去り、雷雲の将クローデットが女王の座に着くも、豹変したクローデットによる恐怖政治に対し、『クイーンズブレイド』制度も廃止された中で、叛逆するものが現れる。

 レイナは小沢で、クローデットは空き菅・野田かよ!。というわけで、この作品ってキャラ造形ありきなんだけど、割と脚本は悪くないんだよな。前期なんて自民盗を倒す国民の怒りの集合体としての民主党という形だったような気がしたが、今の民主党があの体たらくだからな。世相は反映していると思われるので、ネタ半分で視聴すると良いかも。

  • 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」 咲のスピンオフ作品らしい。自分は前期は組織論の提示として視聴していたので、これもそれを期待すると良いかも。前期覇権を争ったチームは、多様な人材が集まる都市の有り様が前提のようにも思ったので、今回は地方という要素が絡んでくるのかなと思ってみたり。
  • ヨルムンガンド」 原作は未読だが、外れじゃない無さそうな作品の中では出来が良さそうに感じた。あくまで予想でしかないが。

 コメントは結構浮かんでくるな。が、文字数の多さとは裏腹にそれほど積極的に視聴したいって情熱はないのが困る。あとダラダラちょっと引っかかった作品を羅列してみる。

 あとネタで「うぽって!!」「戦国コレクション」も戯れといった意味でははっちゃけているが、他の作品を視聴するのに比べれば時間がもったいない気はする。が、実は感想を書いていないがgdgd妖精'sを全話視聴しちゃったりしているので、そう決め付けるのもどうかと。
 まぁなんのかんの言ってどの作品も世相を反映させているのかなと思わなくもない。この閉塞間溢るゝ日本で、それでもどうやって無理なく、いやもしくは努力しても居場所を獲得するか?なんてテーマが目白押しだ。どうせ成長戦略をとったって没落期の日本ではたいした成果はでないだろうし、特権階級が分捕っていくからゆるく生きて行こうやみたいなのも多いし、なんとか格差構造に一矢報いたいなんてのもある。どの作品もスタッフが込めた思いなんてのはあるだろうし、何見ても得るものはありそうなんだけど、どうもな。失敗を恐れているのか冒険的な作品って感じのはあまりなくって、いやそれでも無難に小奇麗にまとめているんだろうなと思うと、悪くはないんだけど物足りないなんてことになりそうではある。多分上記それなりに挙げた作品も視聴しないのが結構あるだろうし、感想を書くとしても数ヶ月後になるだろうしで。
 なんかお勧め作品をあげるどころか、これだけ感想にリアルタイム性が失われてしまうと、自分が評判を聞いて後追いしていることになるので本末転倒だよな。