花咲くいろは 第22話

 当日でもないのに4時に起こされる緒花とみんちー、哀し。
 祟子と縁の結婚式の巻。なんか前回みんちーが前後不覚になっていたことを忘れていたよ。式もつつがなく終わったようだし、みんちーの件も修羅場っていうほど大変でもなかった。実はみんちーと緒花がドロドロの関係を見せてくれるのを楽しみにしてたんだけどな。
 結構オモロかったのは徹の様子。事実上みんちーの告白の場面で、ダッシュする彼女を追いかけようとする緒花をそっと制して自分でフォローに行く様子など、あの場で誰がなにをしなきゃならないのか徹にはわかっていたように思える。自分は今まで徹は朴念仁とばっかり思っていたけど、この様子だとおそらく彼はみんちーの想いに気がついていたように思える。彼の「ハラハラする」ってのからは、みんちーのことを徹もまたいとおしく思っているのか、それとも思いを寄せてくれて嬉しいが、それだけのもの*1なのかはちょっと判断がつかないな。たゞ、好きだの嫌いだのといった感情を持ち込むべきではないという仕事観はたしかに感じられる。
 さて、スイの解散発言には驚いた。もしかすると緒花を後継にするというスジもあったと思っていたのだ。が、東京のカレシがどうのと言ってる限りは、あまりしっかりしているわけでもないと判断したんだろう。赤字で借金抱えて倒産よりは、まだ余力のあるうちに解散ってのは賢明な判断だと思う。面白いネェ。今の日本、政財界には世襲で身代を食い潰すだけでなく、周囲の人間も巻き込んで喰い散らかし、自分はずうずうしく居座り続けて迷惑のかけどおしってのが多いんだけど、この引き際の潔さとか見習って欲しいところだネェ。

*1:徹がみんちーに恋愛感情を持っていないのだったら、フツーあそこで興味ないとかいうハズ。もしそれでみんちーが自暴自棄になるかもしれないと思ってはぐらかしたというのであれば、それはそれで彼のオトナっぷりを証明するだけになるが