やっと逝ったかといった感じだ。まぁマスゴミもあれだけ空き菅の辞任に繋がる発言は、視聴者に誤解の無い様こと細かに伝えていたし、そういう追いつめられ方をして空き菅ももう今度は居座ることが出来なくなったと観念したのだろう。そもそも鳩山が民主党内で内閣不信任案に賛成させないための条件としての辞任を言った言わないでもめたので、そのへんのゴタゴタもあったに違いない。自分も内閣総辞職まで見届けなければ本当に空き菅が辞任するのかどうか、確信が持てなかった。
空き菅内閣を振り返って思う事はたゞ一つ、空き菅は無能だったということに尽きる。誤解がないようにいっておくが、これはまだ褒め言葉に近いのだ。有能の反対は何か？というとそれは決して｢無能｣ではなく、｢有害｣がそれにあたる。「有能の反対は有害」ね。大事なことだから二回言いましたよ。
空き菅政権成立時、まずコイツ馬鹿だなと思ったのが消費税増税発言。コレ、まったく国民を馬鹿にした話だった。が、空き菅がいかに馬鹿な発言をしたからといって、彼が本当に消費税増税をしたか？と言えば、してないのだ。そして参議院選ではそのせいで民主党が負けた。で、辞めなかった。空き菅が辞任するまで消費税増税をしなかったということは、結果的に今日わかったってだけで、じゃぁ消費税増税はしませんよといって国民を安心させたわけでもない。しかし、復興財源には所得税や法人税増税も検討しているという報道があったわけで、これは結果的に消費税増税にならなければわからないことではあるのだが、もしかすると評価できることなのかもしれない。
震災対応は空き菅の働いているポーズづくりに周囲が振り回された話だ。まぁこれは有害に当たるだろう。
で、空き菅が無能なら、誰が有害か？と言えば、子鼠（ｹｹ中）や安倍だ。子鼠は郵政民営化で国民をだまし討ちにした。空き菅もだまし討ちではあるのだが、空き菅の場合は撤回した例も多く、子鼠ほどの実害をあたえることはなかった。救えないのは安倍だ。強行採決ばかりで自民盗にだけ都合のよい法案ばかりを通し、｢短期間にたくさんの法案を成立させた｣と生産性の高さを誇っていた。バカか。やらせTMで風説の流布や流言蜚語を流行らせただろ。空き菅のバカさ加減は国民を憤慨させて、結果的に一体感を生じさせたが、子鼠・安倍は国民をいがみあわせたゞけ。で、子鼠や安倍はそのどさくさに国民から取り上げた利権を自分たちのものにしたワケだ。
そう考えてみると、空き菅って仕事も作業もからっきしできなかったけど、できなかったからこそ国民に実害を与えることも子鼠・安倍ほど酷くはなかったなということになる。
いや、本当なら空き菅が市民運動家という言葉を汚しただとか、味方の背中を撃つだとか、内ゲバの見苦しさだとか、ウソ吐き、取り繕い、他人への責任転嫁など人間の品性を全く感じさせなかったなというのはあるんだけど、きりがないのでこのへんで。
で、新総理大臣になると思われる野田だが、財務大臣時の発言以外は判断する材料が見当たらない。閣僚人事の対応を見ると丁寧な印象を受けるが、だからといって彼がいゝ仕事をするかどうかはわからないのだ。安倍政権発足時、あれだけ郵政民営化が批判されていたから少しは見直すだろう、まともな神経の持ち主だったら…と思っていたら、国民に塗炭の苦しみを味わゝせた法案の見直しはまったくせず、むしろ自民盗への復党など身内びいきばっかりしてすぐ失望したものだ。野田の最初の対応がまともそうにみえるからといって、やはり結果が出るまでは判断がつきないわな。いや、もちろん彼がまともな首相であるかもしれないという可能性もあるわけなんだが。
