あそびにいくヨ! 第9話

 これは素晴らしいキャプテンフューチャー宣伝回。
 なんか今回はいやに濃かったな。アシストロイドと人間(というか猫の人だろうが)との確執なんてのは世界史でいうところの奴隷や差別問題そのものだろう。ドイツの某首相が言ったとされる、「労働力を輸入したと思ったら、来たのは人間だった」とかいう移民問題もそうだろうし。しかしSFってのは結局のところ未来技術を魔法と見立てた、現実社会の活写でしかないって構造はなるほどだよなぁ。自分なんかは中学の頃SFに嵌ったんだけど、あの頃は未来技術に幻惑されてただけで、本質をわかっちゃいなかった。キャプテンフューチャーもきっとそうだろうし、スタートレックなんかも今見ると構造がわかって面白いんだろうなという気がする。
 ラウリィが昔仕えていた人の愛唱歌を聞くと泣けるな。やっぱりおいらの好きなのは、星から星への一人旅って歌詞は、一人とは言ってはいるが、ラウリィというアシストロイドと一緒の道中のことだろ。ラウリィの口調からするときっと大切にされたんだと思うし、彼に殉ずる気持ちが切ないほど伝わってくるわな。
 そうそう、話はかわるが、猫の人ってネコミミだけじゃなくって、人間の耳もついているんだな。どっちが本当の耳なんだろ?。