GOSICK 第5話

 降って湧いた怪盗話にビックリ。
 クィアランだっけ?、アヴリル本人と声まで変えていて本気度が窺えた。で、なんだかな、今回も事件のネタのインパクトは今一だし、推理も切れがあるってほどでもなかったな。しかし、二度見するぐらいの魅力はあって、面白さをこれほど「言語化」しにくい作品も珍しい。久城とヴィクトリカの間で解かれていく感情とか、登場人物達の素直さとか、色々挙げられる事柄はあるんだけど、それが決定打でもないんだよな。
 懐古趣味的作品としては、いま自分が視聴しているおとめ妖怪ざくろとか、大正野球娘。とかあるんだけど、それらはわかりやすいんだよな。で、のどかな時代だったからこそ現代のギスギスしたところとは無関係っぽく見えるってのは共通で、いったいどこが違うのかわかりづらい。後から振り返ると幼稚に思えるのかもしれないが、現時点ではお気に入りの作品。ホントなんでだろ。