伝説の勇者の伝説 第17話

 イリスはウザいな。
 でもまぁフェリス同様なんかあるのかもしれん。ヒネた性格にはそれなりの理由があるってことかね。
 フェリスの過去とライナーの能力に関するあれこれ。フェリスのほうはあんまヒネりがないな。DVだと自分あたりは、またかといった感覚しかない。もちろん身近な人間によるものだからこそ逃げ場がなく、ほゞ四六時中強ストレス環境にいるという辛さには同情を禁じえないんだが…。しかし、DVって、この単語自体はこゝ最近のものなんだけど、昔からあったものなのかね?。いや、昔からあってもおかしくも何ともなく、たゞ、自分の見聞きした範囲では物語も含めてあんまりないからなぁ。むしろいくら近くても継母とか親戚から受ける非道は昔からたくさんあって、親はむしろ安住の場って描き方がされてたからな。むしろDVをするような親は昔だったら捨て子にしてたんじゃ?とか勝手な想像が浮かんでくる。あと働かせるとか。その家庭では教育的指導の範疇なんだけど、おせっかいな他人がDVと見なすってこともあるのかもしれないしで、統計もどう解釈していいか難しい。まぁそういった自分の意識の低さも相俟って、どうも今回のフェリスの境遇への理解が進まない。
 ライナーのは結構深いものを感じた。アルファ・スティグマでは暴走が必死の結果を招くらしいが、キファは過去のライナーの例から、特異例なのでは?と思い至ったのに対し、シオンはそうではないらしい。王としてはシオンの判断は全く正しく、その正しさを劇中でライナーも理解していたっぽいが、残酷だよな。客観的事実として提示されるとなんとも重たい。
 しかし、いみやぶりって、今まで「意味破り」と思ってたんだけど、「忌み破り」だった。おかしいとは思っていたんだよ。でも忌みというのには思い至らなかった。で、今回、この漢字を目にしてようやく納得。