おとめ妖怪ざくろ 第4話

 蛍の能力って油断ならないよな。浮気なんかしてたら丸わかりだろ。
 うーん、今回は情緒に大分割り振って、背景は二の次だな。妖人に対する偏見というか見下す眼差しなんだが、半妖であるざくろ達にせよ、今回のゲストである麦にしても、「隠す」という概念が無いようなんだよな。例えば蛍にしたって、ケモ耳を隠せば半妖だとはわからないわけだろ。いや、ケモ耳を隠すだけでは半妖だとバれてしまうのか?。ざくろとか雪洞・鬼灯あたりは他人の目を気にしなさそうではあるのだが、蛍あたりだったら人目につかないことを優先しそうなのだが、しない。これはいちおう彼女たちが自分自身の存在自体に劣等感があるってワケじゃないので、それはそれでいゝことなんだが、妙な感じだよな。じゃぁ人間たちは妖の何を厭い、もしくは恐れているのかゞわかんないんだよな。妖が人間より劣っているから見下しているというのとも違う。外国人に対する好奇心の目というのとも違う。前回の神隠しのあたりから想像するとむしろ人間を超越する存在に近いわけで、むしろお化けを怖がる感覚に近いような気がする。まぁ確かに昔の人間の感覚だと神に近い存在と交合するってのはタブーにあたるんだろうな。羽衣伝説とか例外もあるんだけど。まぁ仮にそうだとしても、妖人はこの世界設定だと、普段から人間と関わっており、異能である以外は人間と変わりがないことはわかってるはずなんだよな。ということは、やっぱ異能者に対する畏怖に近いのか?。欧米だと魔女に対する感情と同じということかね。ホント考えれば考えるほどわかんないな。
 あとは芳野葛と蛍のメロドラマ。不器用な二人が気を遣いあいながら徐々に(というより一気に距離を詰めたみたいだったが)理解していく様は、いや甘ったるいのなんの。文句のつけようもなくたゞゝゞうらやましいとしか。