伝説の勇者の伝説 第4話

 主役はライナー・フェリス・シオンの三人でいいのか。
 ライナ・レポートとあったから、これまでのお話の総集編かとか思ったんだけど、マジでライナが書いた論文のお話だった。しかし、王や貴族を屠ったお話が端折られてたな。なんつーか、シオンとルシルを混ぜて何年か煮た結果がこのお鍋ですって、料理番組みたいな端折り方。まぁルシルが暗殺したんだろうけど。しかし、エリス家が王に使える家系で、相応しくない者は王座につけないんだったら、シオンの前の王はなんでダラダラ王座に居座っていたんだ?。
 今回のお話はライナーが終身刑囚用の監獄に収監されてから釈放されて探索の任を受けるまでのお話。看守も人間味の溢れるキャラだし、悲惨っぽい描写はなく、英雄譚にありがちな雌伏の時期を淡々と描いていた。フェリスのお迎えは、彼女の正体がわかっているので特にサプライズもなかった。普通退屈なところなので、フツーによく出来た構成としか。ポエムっぽい台詞はちょっとばかし気が利いていたと思う。