侵略!イカ娘 第4話

 財布を拾ったお礼に一万円とか剛毅だねぇ。
 イカ娘と周囲が馴れるお話。やはり千鶴ねぇがいろいろ配慮しているねぇ。千鶴の迫力がどこから出てくるのかなのだが、やっぱ登場人物が生活のために何が必要かってのがわかっているからなのだろう。あと、OPにある通り、腕力もある。でも千鶴の兄弟姉妹がわからずやだったら、こうはいかない。千鶴の存在感があるのはひとえに彼女の周囲の物分かりがよいということに尽きる。でなきゃ家族3人が支援も受けずやっていけるはずもない。
 そういや、父親母親の姿が見えず、姉妹弟三人でつましく商売しているが、昔のストーリーにみられるような不憫さを全然感じさせないな。千鶴にみえるのは慈愛と余裕なんだが、このおかげでぐっと安定感が増す。ドタバタでもなく、たゞのゆるゆるでもなく、オチの部分で視聴者に問いかけてじっくり考えさせることができるのは、やっぱ人間観や生活感をしっかり練りこんでいるからなんだろうなと思ってみる。