迷い猫オーバーラン! 第4話

 大地丙太郎じゃん。
 の割には、なんかヘンな感じ。凝っているのはわかるんだけど、目的がはっきりしないから、この特異な演出を評価できない。卓球の場面とか、昔CMかなんかで似たような(たしかコーヒーかなんかの宣伝で、オッサンかなんかが飛んでたような…。)のを見たような気がする。いろんな演出などに元ネタがあるんだろうけど、進んで捜そうという気もしないな。間のおもしろさなどを追求してるんだとしても、内輪受け以上のものになりそうもない気がしてどうにも居心地が悪かった。
 自分なんかは、この作品を縁のきれた人たちのアジールを中心としたお話だと思って視聴しているので、どうにも面喰った。千世なんかも大金持ちだが、あの性格で誰にも相手してもらえないんだろうと思うと、やはり学校友人コミュニティからのはぐれものと見なすことも出来るわけで、そういう人たちのドタバタを眺めるものとばかり思っていた。まぁそういう固定観念で視聴することもないのではあるが。
 で、テコ入れ描写のせいもあろうが、今回は竹馬園の存在感はなかなかのものだった。最後の千世の台詞やSPに囲まれた夏帆の描写で、遭難時の待遇は巧を試すものだったんだとわかり、一気に引き締まったんじゃないかな。まぁメインが竹馬園の顔見せであるとするならば、コレだけだと尺が余るわけで、奇抜な演出も間持たせだと思うと無理もないかなとは思った。