学園黙示録 第1話

 賀東招二、何やってんですか。
 この危機的状況ってのが何のメタファーなのか、今一想像つかないな。で、学園の外も危険で、学園の中も危険と。外に出たところで混乱するだけなので、舞台を学園内でとどめ置いて簡略化しているのかな。それでこのタイトルか。
 EDまでは割とフツーの展開だったんだが、ED後のパートが面白かった。こうまで女の態度って変わるもんかね…とも思うんだが、やれ親友がどうのこうの言ってた女子二人組の描写からすると、アリだろう。どちらかといえば激変した状況に対応できず、ぼんやり犠牲になる人間が大半だとは思うんだが、危機的状況に置かれると結構その人間の本質が出るよなとも思う。いや、こういう例なんて極小だとは思うんだが。
 しかしこの麗の変わりようで、いかようにも想像できてしまうのが面白い。いや、麗って実はずっと主人公のことが好きで、今の彼氏とつきあっていたのもあてつけなんかなと想像できるわけで、でもそんな都合のいい妄想をしてもな…とも思ったり思わなかったり。いや、佐藤大輔とか、極限状態に置かれたときの人間の行動とか本性とか意志の強さ弱さとか、それこそ「皇国の守護者」で堪能させてもらっていたのだけれど。