Angel Beats! 第11話

 なんかパワーが無くなってきたような。
 影という存在があらわれ、プレイヤーを飲み込んでNPCにしてしまうらしい。しかもそれは誰かの意思によって行われているらしい。
 かなでが神の遣いと考えられ、彼女とSSSが戦っていたあいだは対立構造が世界の安定をもたらしていたわけなんだが、かなでがSSS側に理解を示して以降、バランスが崩れ始めたと考えていいのかな。まずはかなでのコピーが対立軸として登場。そしてそれが解決すると影が現れてあらたな対立構造をもたらしている。どうも今まではSSSが存在しつづけるためには戦いつづけることが必要条件だったようなのだが、影の登場でよりこの世界で存在しつづけることがかなり困難になってきたようだ。ただ戦うだけではNPCにされてしまうだけだ。
 もともとかなでも成仏を促すという動機があったわけで、だんだん存在しつづけるためのハードルが上げられてきている模様。そして、音無の成仏の勧めが語られるまでは、SSSのほとんどの面々が存在しつづけるために戦うということをあたりまえにうけとっていたらしい。
 ヘンな設定ながらも、こんな世界が存在するって前提なんだから、もちろん作った何者かがいるってことなんだろうが、その世界というか掌でゆりたち不幸を背負ったキャラが右往左往するってのも趣味が悪いな。生きるということを肯定したいのなら、当然抗い戦うことをもっと真剣にしてもよさそうなもんだが、音無の選択は勝手に満足して勝手に退場するというもの。生きることを否定するわけではないが、この世界からなんか理由をつけて退場するのを善としているわけで、なんか死を合理化するってのはすっぱいブドウっぽくて感じ悪いな〜。
 しかし、なんか主張がわかりづらいなぁ。まだ何をいいたいのかよくわかんない。