うーん。

 仕事中もぼんやり総理交代のことについて考えていた。ネットでの鳩山叩きをみると、いかに自民党に擦り寄って私腹を肥やしてきた既得権益層が多いのかがわかるような気がする。特に経済関係のブログが酷い。むかし自民党アルファブロガーを招いたことがあったが、アレで洗脳に近いことをやられたのかね。
 今や新聞やテレビ報道が信用ならないんで、どうにもほんとのことか確信が持てないんだけど、やれ民主党法人税減税だの、消費税増税だの、国民総背番号制だの、どう考えてもオカシイ政策を掲げてたりしてよくわからん。で、これが既存官僚の入れ知恵だというのだ。
 まぁ経済界を初め、高級官僚、マスゴミ、地方有力者、警察・検察・裁判官などはかなり自民党と癒着している場合が多いので、急に民主党が政権を取ったからといって、自民癒着層が頑強な抵抗を示すってのはわかっていたことではあるんだよな。自分の職場でも、自民党系の管理職が追いつめられて、かなり強権的な仕事の割振りをしだしたのも政権交代後のことで、こりゃ酷いなと思っていた。
 じゃぁ民主党がどうすればよかったのか?と言えば、これまた難しい。政府として可能なこととしてはやはり警察を押さえておく事が重要だったと思うんだが、これがかなり不可能なことだ。なにせ警察はどの官庁より飛びぬけて天下りの多い組織だ。天下りが多いという事はそれだけ税金を回してくれた自民党に恩義があるわけで、これが政権交代したからってホイホイ民主党になびくはずがない。しかも検察も自民党が握っており、最高裁判所の裁判官は今までずっと自民党が任命してきた。なぜワイマール共和国後のNSが短期間に組織を強大化できたのは、やはり突撃隊や親衛隊などの私設暴力装置をもっていたことがでかいだろう。いや、別に民主党がNSを真似るべきとも思わないが。
 某巨大掲示板にもあるが、もう一つマスゴミを押さえることが出来なかったところも大きいだろう。クーデターや他国を占領する時に、真っ先に押さえるのが放送局だ。これが自民党の傘下にあるまゝほうっておくのも危険な話だし、いや実際マスゴミに攻撃されて鳩山政権が崩壊した。
 じゃぁ上の二点が仮に実行可能だとして、本当にやるかどうかもなかなか厳しい。マスゴミに圧力をかけたら、それこそ自民党と同じことをやっていると非難されるだろう。今は自民党やそれに癒着した既得権益層にやられるところをじっくり国民に見せ付けて、その分自民党の悪事を晒しあげにする段階なのかもしれないと思ってみる。
 さぁどうなるかねぇ?。先の大戦でも、いくら新聞が大本営発表をそのまゝ報道したからって、末端の国民全員がその内容を信じていたわけでもないし、かといって国民がいくら真実をわかっていたといっても、当時の既得権益層を倒したわけでも、倒れた既得権益層を断罪したわけでもないしな。日本人の国民性がスグ変わるとも思わないんだけど、民主党もこのまゝ黙っているとも思わないんだよな。これから1〜2年のうちに既得権益層の総入れ替えをして、自民党が這い上がれも出来ないように叩きのめすのかもしれないし、それとも無策のまゝ先の細川政権のように叩き潰されるのかもしれないし。ただ、今は国民目線の鳩山政権が自民党既得権益層にやられてみせた段階なんで、まだまだ時間はあるとは思うんだがな。
 で、日本国内が自民排斥でまとまったとしても、自民党の親玉である合衆国の干渉をどう排除するかって、大問題も待ち受けているし…。国難は絶えないねぇ。